~ 創業期 ~
1955年 6月湧永薬品株式会社を創業
湧永製薬は前身である湧永薬品として設立されました。

湧永満之が湧永薬品株式会社を大阪市福島区にて創業

創業者 湧永満之

ファーマコン製薬研究所
オイゲン・シュネル博士

レオピン
1960年「レオピン」の誕生
オイゲン・シュネル博士の助言のもと、研究を積み重ね、ニンニクを約2年間熟成させることでニンニク特有の刺激臭を軽減し、効果と安全性のバランスの良いエキス「熟成ニンニク抽出液」の開発に成功。医薬品「レオピン」を世に送り出しました。
※1965年に「キヨーレオピン」と名称変更しました。
1964年「一家に一箱キヨーレオピン」を目標に海外へ
「世界中の人びとを健康にし、幸福な生活をしてもらいたい」という創業当初からの願いとともに海外の国々にキヨーレオピンの輸出を開始しました。オーストラリアから始まり、アメリカ、カナダ、東南アジア、ヨーロッパへと市場を拡大しました。

レオピンが並ぶ店頭風景(シドニー)

広島工場完成時の全景
1968年湧永満之の故郷、甲田町に新工場を建設
キヨーレオピンの生産力強化のため、広島県安芸高田市甲田町に新工場を設立しました。
1972年「レオピンファイブ」を全国販売
レオピンのお客様から「さらに効きめが実感できる製品がほしい」とのご要望があり、熟成ニンニク抽出液をキヨーレオピンの約1.8倍にし、その他、生薬を加え5つの成分を配合した「レオピンファイブ」の販売を開始しました。

レオピンファイブ

ワクナガ・オブ・アメリカ 設立式
ワクナガ・オブ・アメリカを設立
海外市場開拓を推し進め、ワクナガ・オブ・アメリカをホノルルに設立。のちにロサンゼルスに移転し、米国本土進出を果たしました。
~ 躍進期 ~
1974年アメリカで「KYOLIC」を本格販売
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)からの認可を受け、「KYOLIC(キョーリック)」という名称で販売を開始しました。
当初は液剤が販売されていましたが、アメリカの消費者向けに錠剤にした製品も販売し、その後、カプセル剤も加わり、KYOLICシリーズは現在に至るまで長く愛用されています。

「KYOLIC」は「キヨーレオピン」の「KYO」と「GARLIC(ニンニク)」の「LIC」を合体させた名称。
現地では「キョ―」よりも「カイオ」が主流で、「カイオリック」の発音で定着しています。

KYOLIC
1980年キヨーレオピンなどの大規模臨床試験を実施
昭和40年代後半から50年代にかけて、日本における医薬品の製造承認基準が整備されました。当社は全国の大学病院などから約2000例の集計報告を集めるという一般用医薬品では類例のないスケールで臨床試験を行いました。
1981年湧永儀助が社長に就任
湧永儀助社長体制では、従来のキヨーレオピンを核にした「生薬・天然素材分野」と「バイオテクノロジー分野」、そして医療用医薬品への進出をめざす「創薬分野」の3分野を柱とする経営ビジョンを掲げ、躍進を続けました。

2代目社長 湧永儀助
世界で初めてバイオ技術によるセクレチン・ヒトEFGの創出に成功
社長就任以前より力を注いできた遺伝子工学分野でセクレチンを創り出すことに世界で初めて成功しました。
さらに、1984年にはヒトEGF(上皮成長因子)を世界で初めて大量生産させることに成功しました。
1982年 6月湧永製薬株式会社へ社名変更
湧永薬品から湧永製薬へ社名を変更しました。
1985年厚生大臣による表彰
「医薬品先進国への輸出を促進した」「キヨーレオピンをはじめとする優良医薬品の供給により国民の健康の工場に貢献した」など数々の功績により、創業者・湧永満之が薬事功労者として厚生大臣より表彰を受けました。

厚生大臣より表彰
1986年カリフォルニアに新工場設立
カルフォルニア州オレンジ郡にワクナガ・オブ・アメリカを移転しました。
新工場は特に品質管理に力を入れ、医薬品並みの基準を持ち、1999年にNNFA(全米栄養補助食品協会)よりGMP(Good Manufacturing Practice)認証を取得しました。

カルフォルニア州オレンジ郡に工場設立
1990年ニンニク研究を世界へ発信
「第1回 国際ニンニクシンポジウム」参加
熟成ニンニク抽出液の薬効を中心とする当社のニンニク研究は、国内外の研究者との堅密な共同研究により、各時代における最新の科学レベルで評価され、成果を上げてきました。「第1回 国際ニンニクシンポジウム」(米国ワシントンDC開催)では、ニンニク研究の第一人者を中心に世界14か国から研究者、薬業関係者ら200余人が参加し、当社研究も発表されました。その後、約5年に1度のペースで国際ニンニクシンポジウムは開催され、ニンニク研究について世界中の研究者が研鑽を重ねています。

科学技術長官賞受賞
1991年湧永満之 科学技術長官賞を受賞
湧永満之が「自然熟成法による無臭ニンニクエキスの開発育成」で科学技術長官賞を受賞しました。
1993年草井由博が社長に就任

HLAタイピング試薬
1995年HLAタイピング試薬の実用化
遺伝子の増幅から最終検出までの試薬をセットにした「HLAタイピング試薬完全キット」が骨髄バンクのドナー登録検査用試薬として採用され、毎年2万人を超えるドナーの白血球型検査に利用されるまでになりました。
1996年「DNAプローブ標識法及び遺伝子診断技術の開発」で日経BP技術賞を受賞
「標識または修飾オリゴヌクレオチド関連技術」で
科学技術庁長官発明奨励賞を受賞
1997年「キョーリックキャプレット」を発売
より服用しやすいスリムな錠剤として開発した「キョーリックキャプレット」を発売しました。液剤と比べて持ち運びが便利なことも喜ばれ、愛用される方が増えました。
※2005年に「キヨーレオピンキャプレット」と名称変更しました。

キョーリックキャプレット

心筋梗塞診断薬 ラピチェックH-FABP
2002年心筋梗塞診断薬「ラピチェックH-FABP」を発売
臨床化学会技術賞受賞
急性心筋梗塞診断薬「ラピチェックH-FABP」を発売。早期診断に有用で実際に利用された臨床医から「既存の診断薬、心電図では判断がつかなかった早期の急性心筋梗塞の発見が可能となった」と評価され、同年の日本臨床化学会技術賞を受賞しました。
~ 飛躍期 ~
2003年「レオピンロイヤル」を発売
31年ぶりの熟成ニンニク抽出液配合製品として「レオピンロイヤル」を発売しました。シリーズ最高量の熟成ニンニク抽出液をはじめ、6つの生薬を配合した、血色不良や冷え症を改善する滋養強壮剤です。

レオピンロイヤル
2005年「レオピンファイブキャプレット」「キヨーレオピンネオ」を発売
現代人の食生活やライフスタイルが徐々に変化し、疲労の質も変化していることから、新時代のレオピンとして「キヨーレオピンネオ」を発売しました。同年、レオピンファイブを服用しやすい錠剤とした「レオピンファイブキャプレット」を発売しました。

キヨーレオピンネオ

レオピンファイブ
キャプレット

代表取締役 湧永寛仁
2007年湧永寛仁が社長に就任
2011年米国工場をカリフォルニア州リバーサイド郡に
移転・拡大
3年の年月をかけて建設した米国新工場は、湧永製薬グループの国際的戦略拠点の1つとなっています。

カルフォルニア州リバーサイド郡に工場設立

トレーサビリティシステム
2013年OTC業界初のトレーサビリティシステムを導入
製品ごとの個別対応が可能となる「トレーサビリティシステム」を導入しました。
同システムを活用するためにワクナガメンバーズカードの発行も開始しました。
2014年アステラス社と共同開発し導出した抗菌剤が
米国で上市

健康補助食品 キョーリック
2017年健康補助食品「キョーリック」を発売
海外ブランド「KYOLIC(キョーリック)」を幅広くお客様にお届けするために、2017年に日本でも発売を開始しました。2023年までに機能性表示食品・栄養機能食品を含め10品目をシリーズで発売しています。
ドイツ ベルリンに「ワクナガ・オブ・ヨーロッパ」を設立
ヨーロッパにおける事業拡大のため、ドイツ・ベルリンにワクナガ・オブ・ヨーロッパを設立しました。
2018年ニューキノロン系抗菌剤が米国で販売開始
本剤はMelinta Therapeutics社(米国)へ導出し、製造販売承認を受け販売が開始されました。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含む幅広い最近に対し抗菌活性を示すことを特徴とする急性細菌制皮膚・軟部組織感染症(ABSSSI)の治療を目的としています。


犬用健康補助食品 ワンサポート
犬用健康補助食品「ワンサポート」を発売
愛犬の健康をサポートする熟成ニンニク抽出液配合の犬用健康補助食品「ワンサポート」を発売しました。
2020年湧永製薬創立60周年
レオピンシリーズ販売累計 液剤2億本、錠剤5億錠突破

レオピンロイヤルキャプレット
「レオピンロイヤルキャプレット」発売
レオピン誕生60年を記念してレオピンロイヤルを服用しやすい錠剤タイプにした「レオピンロイヤルキャプレット」を発売しました。

グローバルコーポレートロゴ
2021年グローバルコーポレートロゴを制定
さらなるグローバル展開に向けて決意を新たにし、コーポレートロゴを制定しました。ロゴには、当社の目指す科学技術と信頼性をイメージし、グローバルに挑戦する信念の強さ、常に新しい技術開発・製品開発を行う企業努力など、内から湧き上がる新しいエネルギーを表現しています。
2022年ドイツにて熟成ニンニク抽出液製剤が
医薬品承認取得
熟成ニンニク抽出液単一製剤「Kyolic Kapseln」が「動脈硬化症の予防のため補完的な手段」を効能としたTHMP(Traditional herbal medicinal products)※として承認されました。
※2004年より欧州連合(EU)における伝統的な植物薬の規制承認手続きとして定められた伝統生薬製剤のこと。

犬用健康補助食品 セルアップオーラル
2023年犬用健康補助食品「セルアップオーラル」を発売
動物病院専売品として愛犬の健康をサポートする「セルアップオーラル」を発売しました。