オーラルフレイル対策口腔体操
口は万病のもと !?ささいな衰えに注意
かたいものが食べづらくなる、食べ物が飲み込みづらい、滑舌が悪くなり上手に話せないなど、口腔機能の低下は「オーラルフレイル(口腔の虚弱)」と呼ばれ、予防や改善が必須です。
近年では、歯の本数と認知症の関係についての研究も進んでおり、歯が少ない人(入れ歯は未使用)は、歯が多く残っている人と比べると、認知症のリスクが最大 1.9 倍になるとのデータもあります。
このような背景を踏まえ、日本歯科医師会が目指すのが「80
20健康長寿社会」です。これは 80 歳になっても 20 本以上の歯を保つことで、満足のいく食生活が送れ、健康長寿につながるということ。たとえ 20 本に満たなくても適切な義歯を入れることで同程度の効果が得られます。オーラルフレイル対策の口腔体操や8020を目指した正しい歯磨きを紹介します。
今回お答えいただくのは
野村 圭介 先生
公益社団法人日本歯科医師会常務理事/一般社団法人高知県歯科医師会専務理事