お客様
相談窓口

受付時間:月曜~金曜(祝日除く)
9:00-12:00・13:00-17:00

お客様相談窓口

0570-666-170

受付時間:月曜~金曜(祝日除く)
9:00-12:00・13:00-17:00

Teach doctor 教えてドクター

今からやっておきたい フレイル予防

サルコペニアとフレイルの違いを教えてください。

 サルコペニアとは「筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態」、フレイルは「加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態」をいい、「虚弱」の状態のことを示します。
どちらも原因として、加齢や栄養不足、身体活動量の低下、さまざまな疾患の合併などが挙げられます。さらに、サルコペニア(筋力の低下)がフレイル(虚弱状態)につながるなど、ふたつの状態はお互いに関連しています。
 コロナ禍になり、運動する機会が減ると筋肉量や骨量が減り、サルコペニアやフレイルの状態になった人、またはその前段階であるプレフレイルの人も増えています。「フレイルチェックシート」で自分の体の状態をチェックしてみましょう。

フレイル予防でできることは?

 フレイルは健康と介護を要する状態の中間地点。ここで食事や運動に気をつけることで健康な状態に戻していけると前向きにとらえることが重要です。
 まずは運動。筋肉はいくつになっても増やせますから、軽い筋トレで筋肉量を維持しましょう(特集の筋トレを参照)。
 食事は毎日7品目以上の食品を食べることを目標にします。いろいろな食品を食べることで、栄養状態を良好に保つことができ、体の機能の維持や筋肉・体力の維持に効果的です。 また、高齢期はたんぱく質が不足しがちなので、肉・魚・卵・牛乳などを意識してとること。食べる量は片手に乗るくらいと覚えておけば、わかりやすいですね。
 さらに、買い物でも散歩でもいいので、毎日出かけることもフレイル予防につながります。そしていろいろな人と会話すること。食事も一人より家族や誰かと食べるほうが認知症の発症率が低いというデータもあります。話すことで脳が刺激され意欲がわきます。楽しいと思う気持ちは精神を安定させる効果もありますので、できることから始めましょう。

笑うことが健康にいいといわれるのはなぜですか。

 最近では“笑い”は心と体によい効果があることもわかってきました。笑うと脳の働きが活性化するので認知症の予防につながる、思い切り笑うと体内に酸素がたくさん取り込まれるため血行が促進される、大笑いすると心拍数や血圧があがり、腹筋や横隔膜、顔の表情筋なども鍛えることができる、笑うと幸福感をもたらす脳内ホルモンがでるなど、その効果はさまざまです。

睡眠不足と生活習慣病関係はありますか?

 慢性的な睡眠不足は、日中の眠気や意欲の低下、記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけでなく、体内のホルモン分泌や自律神経の乱れに大きな影響を与えます。糖尿病や心筋梗塞、 狭心症などの生活習慣病にかかりやすいことも明らかになっています。
 21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21 )では、「栄養・食生活の管理」「身体活動・運動」「禁煙・節酒」と並び、「十分な睡眠の確保」にも取り組んでいます。
 夜に寝るために日中は体を動かす、眠ることをあまり意識しない、どんなに遅く寝ても朝起きる時間は一定にするなど生活を見直してみるのも方法のひとつ。たかが睡眠と思わず、健康のために時間を使いましょう。

教えてドクター

プロフィール画像

今回お答えいただくのは

田邉 真帆 先生

大平医院副院長 総合内科専門医/家庭医療専門医
/日本骨粗鬆症医学会認定医

pagetop