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Teach doctor 教えてドクター

睡眠Q&A

8時間眠れないのですが、大丈夫でしょうか。

 大丈夫です。年齢を重ねると若いころと比べて、日中の活動量が減るので、必要な睡眠時間も短くなります。睡眠と深い関係のあるホルモンの分泌量も減るので、睡眠時間が短く、眠りが浅くなっていきます。これは自然な加齢に伴う変化と思いましょう。「8時間睡眠が健康によい」といわれますが、医学的な根拠はありません。必要な睡眠がとれているかを判断するためには、日中の様子を思い出すのが一番。眠くてしょうがないようであれば、睡眠不足の証拠。逆に眠気も感じず、元気に過ごせていれば、睡眠時間は足りているということになります。

朝早く目が覚めてしまい、そこから眠れません。

 朝早くから寝室に太陽の光が差し込むと、光の刺激で目が覚めてしまいます。カーテンを上手に使って適度に光を遮りましょう。また、シニア世代に多いのは、就寝時間が早すぎて朝早く目覚めてしまうケースです。「午後8時に寝て午前3時に目覚めてしまう」という場合、7時間睡眠なので 70代であれば適切な睡眠時間です。こういう場合は、寝る時間を遅くするといいでしょう。午後 11時ごろに就寝すれば午前6時に起床という具合です。シニア世代ほど、夜更かししたほうが眠れずに寝床で過ごす時間が減り、睡眠へのストレスが軽減されます。

寝つきが悪いときにできることはありますか?

 思考を鎮めて眠りにつく方法を紹介します。1つめはカウントダウン法。頭の中で100から 99、 98と数字を減らしながら数えます。ポイントは3秒にひとつくらい、ゆっくりのテンポで数えること。2つめはリラクゼーション音楽を聴くこと。歌詞がなく、ゆったりとしたメロディをえらび、音を小さめに 60分タイマーで切れるようにします。1週間ほどで効果を実感できます。
※ほかに「認知シャッフル睡眠法」があります。YouTubeやスマホアプリにあるので活用してみてください。

寝ても疲れが取れないのですが。

 まずは寝具や寝間着を見直しましょう。敷き布団のお尻の部分がへこんでいると、睡眠時の姿勢が適切に保てず、体のどこかに力が入った状態になるため、血液やリンパの流れが妨げられ、疲れが取れていない可能性があります。また、睡眠時に部屋着を着て寝ている人も多いですが、部屋着は縫い目もあり、生地も厚いため、就寝中も肌を刺激します。睡眠中、 20~ 30回程度寝返りをするので、体への負担が少ないパジャマがおすすめです。実際、寝間着を変えただけでぐっすり眠れるようになったという人も多いです。まずは、身近なところから見直してみましょう。

夏と冬、季節に合わせた眠り方を教えてください。

エアコンの設定温度と枕元で温度差があるため、まずは枕元に温度計を置きましょう。夏の夜は、除湿ではなく冷房をつけ、室内が 28度を超えないように設定します。「冷房をつけっぱなしにすると体がだるくなる」という人がいますが、その原因は「寝冷え」です。体を冷やさないようにすると、快適に眠れるようになります。また、冬の快適な温度は 18度以上です。国内で行われた調査で、暖かい家では入眠までの時間が短く、深い睡眠が増加し、寒い家では頻尿リスクが高まることがわかっています。冬はエアコンの暖房+加湿器がおすすめ。電気代が気になる場合は、濡れたタオルを干すだけでも湿度があがります。シニア世代は寒さの影響を受けやすいので、注意してください。

教えてドクター

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今回お答えいただくのは

三橋 美穂 さん

快眠セラピスト・睡眠環境プランナー

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