手洗い・消毒保湿のハンドケア
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、頻繁に手洗いや手指の消毒が当たり前となり、手荒れや指先の乾燥が気になる人も多いのではないでしょうか。手荒れは、保湿成分や常在菌が手洗いなどで奪われてしまい、皮膚の乾燥が進むことで、ひびやささくれ、赤み、あかぎれなどさまざまな症状を引き起こします。
乾燥予防に重要なのは、皮膚の水分量と油分量のバランスを整えること。水仕事や手洗いの後は、化粧水などで保水してからハンドクリームをつけ、指先までしっかりとうるおいを与えましょう。食器洗いや掃除など洗剤が直接手に触れることで、手荒れを起こすケースも多いので、水仕事の際はゴム手袋などで指先や手を保護することも忘れずに。
刺激の少ない手肌にやさしい自然由来のハンドクリームやネイルオイル、ハンドソープを用意し、日々のハンドケアでしっとりした手肌を目指しましょう。
乾燥から手と爪を守ることが大切
手肌の乾燥と同時に多いのは爪のトラブルです。爪は3層構造になっていて、爪の層に空気が入り、その層がめくれることがあります。これが二枚爪です。また、爪のピンクの部分に細かい縦線が入る人も多いです。
割れる、爪が伸びない、二枚爪、爪の縦すじなどの爪のトラブルは、乾燥した爪に起こります。爪や爪の周りをネイルオイルで保湿し、爪を丈夫にすることが大切です。爪は衝撃に弱いので、爪先でセロテープをはがしたりするなど爪を道具として使わないように注意し、なるべくハサミやカッターなどの道具を上手に活用するよう心がけてください。ちょっとした指使いで爪を守ることができます。続けることで爪が丈夫になり、割れたり折れたりのトラブルが起こりづらくなります。
こまめなストレッチ、就寝前のケアを大切に
手は毎日休みなく働いている大切な身体の一部です。最近ではパソコンやスマホが普及し、手を使いすぎていることが多くなり、ひどい肩こりや首こり、頭痛に悩まされる人が増えています。これは、手の筋肉が首の付け根あたりまでつながっているためです。手を酷使したり、前傾姿勢で長時間作業することで、負荷がかかり、肩こりなどを起こします。
腕にだるさや痛みがある、手が上にあがらないなどがある場合は、手から首にかけてのストレッチをやってみてください。私たちの手は四六時中、握る動作ばかりです。反らすストレッチで筋肉の収縮を軽減することが大切です。
これらのストレッチを就寝前に取り入れることで指先の末端神経まで血流が行き届き、冷え性の改善にもつながります。ぜひ試してみてください。
今回お話を伺ったのは