食事と一緒にパクっ！

小豆／フレンチブルドッグ／13歳／メス／7.2kg

1.現在治療中の病気はありますか。
現在、治療中の疾患はありません。　10歳の時に、脳と胸部に巨大腫瘍が見つかり、放射線治療を受けましたが、2年間の経過観察を経て、今はのんびり生活しています。　ドライアイ、後肢の跛行、排泄コントロール、軟便になりやすい、などの症状と上手に付き合いながらの生活です。

2.ワンサポートを与えてみようと考えたきっかけは。
放射線治療後の経過観察の時期を乗り切ったので、あとは、少しでも体調が良い時間を長く、快適に過ごして欲しいと考えたからです。
食べムラ、食欲減退、意欲低下、状況判断の能力低下、聴力低下、などがみられたので、少しでも改善できたらと思いました。

3.ワンサポートを嫌がらずに食べましたか。
食事の時に一緒に与えますが、味を嫌がることはありません。
ただ、食事そのものを残すこともあるので、投薬のように手で口の奥に入れて摂らせることもあります。
下痢や嘔吐もありません。

4.食べた後、困るようなできごとはありましたか。
特にありません。

5.与え始めてどのくらいから変化を感じましたか。その変化はどのようなものですか。
最近は、 耳も遠くなったせいもあって、昼寝から起きてくることもなかったのですが、2-3週間経った頃から、同居犬の動く気配などで、起きてくることが増えたように思います。
また、気温の変化などで、すぐに軟便になって、気づくのが遅れると、オムツかぶれや感染症を引き起こしてしまって困っていたのが、お腹の調子がとても安定したと感じています。　起きている時も、ただ起きているだけではなく、おもちゃで遊びはじめたり、家族を遊びに誘ってきたり、ということが見られるようになりました。フィラリアの血液検査の際に、合わせて 一通りの血液検査もするようにしていますが、今回も全く問題がなく、嬉しい限りです。

6.お友達や友人にお勧めしたいと思いますか。また今後も続けて与えたいですか。
若いころのように、とまでは思いませんが、少しでも、意欲的に活動する時間を長く、と願っていますので、継続したいです。

獣医師から一言

10歳で放射線療法を受けるような大きな病気を克服し、2年以上安定した状態でいられることはとても幸せなことですね。年齢を重ねると眠ることが多くなり、これまで出来ていた遊びやお散歩をなんだか可哀そうと飼い主が愛犬の運動する機会を減らしてしまうことが良くあります。ワンサポートを与えることで小豆ちゃんから遊びに誘ってくれるとは、本当に嬉しいですね。
高齢になると確かに気温の変化やストレスで、すぐに軟便になり、オムツかぶれや感染症を引き起こすことは良くあります。お腹の調子が安定していることは双方にとって過ごしやすく、生活の質を向上させますね。とても嬉しいご報告ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（日本動物病院協会認定内科医 獣医師 内田恵子）